こんぶとかつお

今後はごはんのブログになる予定です。

ごはんに文句いう妖怪をやっつける

私はかつて、ごはんに文句いうやつがいる家(実家)に住んでいました。

今は、ごはんに文句いうやつがいない家(夫)に住んでいます。

日々料理するようになり、「ごはんに文句言うヤツってくそめんどくさいだろうな」と思い始めました。

今後家族形態が変わったときのために、ごはんに文句いうヤツの類型と対処法を考えておくこととします。

 

  • ごはんに文句いうヤツその1:好き嫌いするヤツ

ごはんに文句妖怪の最大派閥と思われるのが、好き嫌い。

嫌いなものが入っていると、食べない・残す・へそ曲げる・文句いう。そういうヤツです。

幼少期の実家の妹がこれ。

  • なぜ面倒なのか

好き嫌いが面倒なのは、食べない&残すからでしょう。

特定の食材を食べないと、食べさせないといけないと思っている側はどうにかして食べさせる工夫を強いられます。

食べるまで許さない、食べられるように調理法を変える、紛れ込ませる・・・など色々な方法があります。しかし、その工夫をすること自体、面倒なのです。

 

また、食べ残すという行動自体が周囲にいる人間にとって不快と感じられることがあります。

自分がおいしいと思って食べている・作っているものを食べ残すと、「こんなん人間の食いもんじゃねーぜ」と見なす振る舞いだと受け取る人はかなりいます。偏食家が嫌われるときは大体この理由。

 

  • 基本的な原因

好き嫌いの基本的な原因は、例外はあれど、おいしいものの幅の狭さにあると考えられます。いわゆる、味覚や食経験の乏しさ、ってやつですね。

おいしいと思えるもののストライクゾーンが狭くて頑丈な人が、好き嫌い激しくなるわけです。だから、子どものうちから色々なものを食わせよう、という方向の食育が行われる。おいしいものの幅を広げる・柔軟にするのが目的なのでしょう。

 

 

  • こどもの好き嫌い妖怪への対処

子どもの好き嫌いへの対処は、食育の観点と、社会性の観点で考える必要がありそうです。

  • 食育

子どもは味覚が鋭敏です。味覚が敏感なのは、別にすごいことではなく、「許せる味が少ない」ということです。動物と同じなので、甘いものとか、しょっぱいものくらいしかおいしくない。好き嫌いは、なるべくしてなっている状態です。

 

これに対処するために、食育というのがある。現状の食育は、子どものうちから色々なものを食わせて、おいしいものの幅を広げる・柔軟にするのが基本方針のようです。

従来の、どうにかこうにか食わせよう、というのは強固には求められていない。大人になれば味覚は鈍化するので、「許せる味」が増えていくからです。大人になったときに、子供のころはおいしいと思わなかったものがおいしくなってきた、と思えればいいという感じ。

 

つまり、子どもの好き嫌いには、「今は不味くてもちょっとは食っとけ」で対処するのが推奨されていると考えられます。

 

  • 社会性

大人になればそのうち少なくなる好き嫌いではありますが、好き嫌い行動(食べ残す、避ける)が不快感を与える可能性が高い以上はその対処を身につけさせる必要はあるでしょう。

 

好き嫌いが社会的に許容されるのは、どのあたりのレベルまででしょうか。

  1. 「これだけはだめ」というものがいくつかあるが自分で対処できる
  2. そこそこの偏食だが、気づかれないように避けるスキルがある
  3. 好き嫌いがあり、食事中に周りに不快感を示す
  4. 「野菜NG」「肉NG」など広域ジャンルが丸ごとダメ
  5. 「お菓子、ハンバーガー、ポテト」など「これしか食べられない」状態

おそらく、2か3が限界では。3も、「私これ嫌いなのよね」くらいはまだしも、嗚咽とかし始めると最低です。子どもは教育されるべき存在なので、好き嫌いはあっても、1か2で留め置けるように育成するのが理想でしょう。

 

  • 大人の好き嫌い妖怪への対処

家庭内の大人は配偶者または大人になった子どもです。大人になっていまだ好き嫌いがあるヤツには、子どもほど丁寧な対応をする筋合いはない。なぜなら彼らは大人だから。

  1. 食べられるようになっているかもしれないから、料理で出してみる
  2.  食べられないものを初めから食器に入れないように盛り付けさせる
  3. 「私は食べたいので」と気にせず料理に出して、残されても気にしない

社会的偏食レベルが1か2までの大人なら、この3つの対処でどうにかできそうです。

これで文句を言うヤツには、伝家の宝刀「嫌なら食べなくていい」あるいは「だったら自分で作りな!」でバッサリいきましょう。

 

 

長くなったので、ここで休憩します。

やる気があれば、次回その2、その3を。